1999年モデル W220(S500) ドリップトレイドレンパイプ詰まりによる雨水浸水の修理
東京都在住 武嶋由梨江様
2000年 W220( S500 ) D車 左H 走行62387Km エンジンが、いきなりかからなくなってしまったということで、今回レッカー車にてご入庫されました。実は ドレインパイプ(フロントガラスの両端近くにある)が、枯葉や泥などが詰まっていて室内に雨水が入り込んでしまいユニットや配線がショートしてしまったのが原因、つまり簡単に言うと内部水没の状態でした。
(スタッフレポート)
エンジンがかからなくなってしまったというので、いつものクランクポジションセンサーかと思いましたが、ダイアグノシス点検をしようと室内をさわってビックリ!フロアーのじゅうたんがビショビショでした。フロアーのじゅんたんをはぐると鉄の床に水が溜まっていました。以前にもフロントガラスの下にあるドリップドレインパイプにゴミが詰まって雨水が室内に入ってしまった車を見た事がありましたが、ここまで完全に水没している車は初めてでした。何処までショートしてしまっているか、やってみないことには何とも言えないのが『水没』の恐ろしさなんです。シート等内装部品を全部取り払い、完全に乾かしてからの作業で結局2ケ月近くの大修理になってしまいました。修理内容として通常でも壊れやすいブロアーモーター(¥100.700)サムユニット( ¥46.600)等は純正新品パーツを使用し、リアヒューズボックス、ターンレートセンサー、Eコールユニット、アクセレーションセンサー、エアバックセンサーetcは中古部品を使用して作業させていただきました。新品部品代\572.190円 中古部品代\222.190円工賃\320.000円
室内総脱着で大騒ぎでした
水没でショートしてしまったユニットetc
(お客様コメント)
『え~!水没?』という悲鳴をあげてしまいました。最初シーバースのスタッフの方に『窓を開けっぱなしにしていましたか?』と質問をうけて、一緒に車をみるとフロアーのじゅうたんがビショビショで驚いてしまいました。ヒールを履いているせいでしょうかまったく気づきませんでした。結局、原因は水抜きパイプに枯葉やゴミが詰まって室内に,最近の大雨続きで雨水が大量に入ったと聞いて、即座に頭に浮かんだのが駐車場の横に沢山植えてあるイチョウの木でした。イチョウの木のお陰で冬のボーナース無くなってしまいました。イチョウの木に文句を言っても鬱憤は、はれないですが一言・・・『焼鳥屋さんで食べるギンナンは好きですが、春は臭いし、車は壊わされるし、私はイチョウの木が大嫌イィ~!!』