2002年モデル W210(E320T) 触媒からのエンジン不調

長野県在住 安藤正和様 
2002年 W210( E320T ) D車 右H 走行84344Km 長野県からの初めてのユーザー様でした。症状としては、V6エンジン特有のキャタライザー(触媒)不良により出たスラッジ(鉄粉)によりエンジン不調ということでした。残念ながら今回は状態が悪化していて、最悪パターンのエンジンのせ替えの修理となってしまいました。

(スタッフレポート)

まだ、エンジンは始動しましたが触媒の中のスラッジ(鉄粉)は、かなりの量がエンジンを損傷させてしまっていて始動後も『タンタン』と異音がなっておりました。スラッジで痛んだエンジンは以前のエンジン(98年まで)と材質が違う為オーバーホールは出来ず、交換しかありません。今回は、左右ある触媒のうち右側は完全に駄目になっておりましたので新品パーツ(¥126900)に交換して、エンジンは中古でのせ替えしました。何度かHPで事例をご紹介しましたが、触媒(シート下部分)から『カラカラ』もしくば『ガラガラ』という異音が出たら、直ぐに交換をしないとエンジンを損傷させてしまいます。『カラカラ』音が1週間位したら音が止まったので、直ったと思ってそのまま乗り続けたといった方がいましたが、それは触媒の中にある鉄のフィルターがスラッジ(鉄粉)となって音が止まり、エンジン内部に回ってしまったということなのです。メルセデスは初期段階での修理が大きく左右されますので、エンジンチェックランプがついたり、普段聞かない異音がした場合お早めに専門店にご相談ください。それが安く修理をあげるコツです。部品代(キャタライザー(新品)¥126.900 エンジン(中古)/ガスケット/パッキン¥700.000)

(お客様コメント)

初期段階の修理が大切だとシーバースのスタッフの方に、とくとくと説明を受け、今回はいろいろ思い当たることがあったので『やっちゃったな!』と反省・・・最初ディーラーで診てもらって触媒の鉄粉の説明を受けても、なんか事の重要性が判らずじまいでしたが、今回の出費は、かなり大きいでしたが勉強になりました。遠くて気軽に遊びにはこれませんが、近所に専門店がないので何かあったらすぐ電話しますので相談にのってください。