真夏の悪夢 パート2・・・W204(C63)

W204(C63) 2012年モデル 走行距離53365km 7速ミッション(7G-DCT)の湿式ミッションです!2→3変速時にガタガタしてシフトアップできない状況でご入庫されました。不思議な事に、これだけ不調感があるにも関わらず、コンピューターの履歴には全くエラーデーターが残ってない?さあ!困った~。湿式トルクコンバーターの場合、アダプションをして治るパターンもあるようですが、ここまでの不調感のあるミッションでは復活の希望はゼロ!トルクコンバーター(湿式)、VGS故障、バルブボディ(ソレノイドバルブ)、ミッション本体のクラッチ摩耗・・・どこから手をつけるのがいいのか?どちらかの工場さんで、ミッションオイルを交換されていたようで、ミッションオイルも綺麗な為、予測がつかない!せめてミッションオイルを交換してなければグリコーゲンテスト(ミッションオイルに水・LLCが混入している場合の試液剤)である程度判明するのだが。正攻法として、やはりミッションを分解して内部を確認するのが第一かな~!ただ、C63のもう一つの問題が・・・! VGS基板A0034460610 が部品変更されていて、A0009018008に変わっているのですが、このリニューアルされた基板とバルブボディとの相性が悪い!できれば古い品番のVGS基板で修理してあげたいけれど、新品は供給終了しているので、程度の良い中古基板の入手に一苦労しそう・・。これは絶対にはまるのが目に見えるけど、自ら『茨の道』に突入しました!