2003年モデル W211(E500AV) ミッション不調の修理
埼玉県在住 匿名希望様
2003年 W211(E500AV) D車 走行41597Km ミッション2速固定の状態でご入庫されました。業者さんなのですが販売の為に仕入れた車両で、仕入先からお車が到着し翌日にミッション不良で動かなくなってしまったとのことでした。現在、仕入先との訴訟準備中とのことで今回匿名でとのことで掲載させていただきます。景気が悪いせいか、モラルを無視した修理の後始末で大変苦労させられてしまいました。
(スタッフレポート)
オーナー様のエンジンに対する要求が高いほど、私達は勉強させていただいております。エンジンの吹けが悪いとのことでご入庫されましたが、ダイアグノシス点検でもデーターエラーが全く無く、チョッと!気分的にへこんでしまいました。最近やわらかい修理ばかりしていたので・・初心にかえって、ミスファイヤーやエアー吸いなどいろいろな点検をしました全く問題がなく、スロットルアクチュエターの角度と汚れに気づくまで、かなり時間がかかってしまいました。スロットルのカーボンスラッジの清掃とキャ リブレーションで症状が改善されホッと!一安心しました。ご予算が余ったとのことなので フロントアクスルの消耗品交換とエンジンマウントの交換で、お車全体のバランスをとりましたが、このお車のオーナー様の求める到達点が高いのでまだ不安感は残ります。。。詳しくは下記明細書をご参照ください。主な工賃 ・部品代(スロットルアクチュエーター清掃 ¥28.000 キャリブレーション ¥2.400 )
オイルパンを開けると鉄粉の嵐!
意味のないコーキングしてありました
コスト削減の為材質が違うディスクを使用して修理をした為被害拡大です。
722-6型に5型のバルブボディが入っていって罠にはまってしまいました!
ここのシールリング位は交換して当たり前じゃないんでしょうか?
内部分解して気づかないなんて!きちんと洗浄しているんでしょうか?
(お客様コメント)
いつもはオークションで仕入れているのですが、なかなか希望の車がなく、名古屋から業販で車を仕入れてしまったのが事の始まりですが・・・人を信用しすぎてしまった自分にも今回の件で深く反省しなくてはいけないと!非常に高い勉強代になってしまいました。納車先のお客様には不安な車は決して納められないので・・・逆に現金で売ってしまえば『知らぬ存ぜぬ!』といった業者がまだいることに驚いちゃいました。ミッションがおかしいと相手の業者に言うと『うちにあるときは問題なかったし、ミッションが故障するのは新車じゃないんだからしょうがない。』とはで言われました。今回シーバースでミッション分解して始めて判ったことですが、中途半端なオーバーホールとバルブボディの部品でさえ年式の違う部品が付いていたなんて!!動かぬ証拠があるので、現在訴訟準備中ですが、訴訟するにも費用がかかり 相談している弁護士に、労力を考えるとプラマイゼロと言われてますが、お金の問題でなく気持ちの問題なんですよね~PS:業者でも騙され てしまうんです。一般の方は尚いっそうリスクがあるので、購入先の選択は気をつけてください。 訴訟問題が解決したら顔の白抜きはとってくださいね・・・。