1996年モデル W463(G320L) エンジン不調の修理

和歌山県在住 古久保寿樹様 
1996年 W463(G320L) D車 走行142505Km オーバーヒートをおこしてディーラーで見積りを出したところ、とりあえずシリンダーヘットガスケット交換とラジエター、ヒーターユニット交換で¥988.876円の見積りが出ていました。この『とりあえず、ヘットから・・』というディーラーの言葉に不安をいだかれ和歌山県白浜からの陸送を使ってのご入庫でした。14万kmという走行距離から修理方法を変更して、リフレッシュを兼ねて修理施工させていただきました。

(スタッフレポート)

久々にGクラスの手ごわい敵でしたね・・・さすが!軍用車です。特に足回りは固着していたので翌日腰が痛くなってしまいました。ゲレンデを作業していると自衛隊にいる気分です。(入隊したことはないけれど・・・)オーバーヒートに関して、ちょっとディーラーの修理方法には最後まで疑問が残りました。新車乗り換えを薦められたたそうですが・・その為の見積りだったとしか考えられません! 残念ながらエンジン本体は最悪状態でしたので、14万kmという走行距離からみてヘッドのオーバーホールだけでは不安が残る為、走行5万km台W210(E320)のエンジンをリフレッシュして交換しました。ウォーターラインもかなり汚れていましたがアッシットパウダーにて念入りに洗浄し、復活させ不必要な部品交換を回避できたことが不幸中の幸いでした。2年前にミッションのオーバーホールを他社工場で施工されたとのことでしたが、オーバーホール時にフロントシールが交換されておらずミッションのオイル漏れが同時に発見されたので、ついでにミッションも下ろして交換しちゃいました。もう!仕事増やすんだから・・・和歌山のオーナー様でメンテナンスする工場が無いと言う話を聞かされ、穴が開くほど念入りに点検しましたが欲を言えばキリがないので・・・このくらいで今回はおひらきにさせていただきました。主な工賃 ・部品代 (中古エンジン ¥320.000 ガスケット/タッペットカバーパッキン一式新品 ¥53.390 交換工賃¥158.000)

中古エンジンもきちんとメンテナンス!

エンジン脱着風景

アッシットパウダーですっかり綺麗に!

最後にきてエキマニの裏に亀裂発見!

(お客様コメント)

地方なので専門ショップというものがなく、なかなかメンテナンスが出来ないのが現状です。そのせいかオーバーヒートで最悪の状態になって初めてメンテナンスの大切さが痛いほど判りました。ディーラーの見積りを見てビックリして、ネットでシーバースを知り修理してもらうことにしましたが、やはり最初は始めてのお店 で、まして東京ということで不安が一杯でした。でしたが・・正確な故障箇所を指摘し、なるべくコストをかけないで修理をするといった営業姿勢に安心して任せられるようになりました。 エンジンのせかえで若返ったことと10月に車検を控えているので、足回り・ウィーターライン・マフラーetc・・総点検をしてもらいました。ディーラーではヘットのガスケット交換とラジエター交換、ヒーターユニット、エンジンハーネスetc・・見積りにあがっていましたが、結局ラジエター、ヒーターユニットは洗浄で復活し、エンジンハーネスは修理で直ってしまいました。あの見積りはいったいなんだったんでしょうか??誰でもそうかと思いますが、まがい物やごまかし商法に敏感になるのは現在の景気上当たり前ですが、いくら世の中が不景気だとしても納得できて実りのあるものに対しては消費者は消費をするのものです。白浜はスタッフの方が思うほど遠くないんですよ!これからは2年に一度の車検はドライブしながら東京に 行きますね!