2002年モデル W220(S600) エンジン&ABC修理

東京都在住 高橋直史様
2002年 W220(S600) ディーラー車 走行88580Km リアバンパーが真っ黒になってしまうほど、マフラーからエンジンオイルと不完全燃焼のカーボンが出てしまったということでシーバースに入庫されました。定番のABCシステム 不良で車台が傾きABC不良のメーター点灯も一緒にとのご依頼でした。

(スタッフレポート)

今回の新規オーナー様は『某中古屋さんよりの購入直後&エンジン&ABC』トリプル問題のスタートで、暗雲 たちこめる修理の始まりでした。走行8万km台の600で、購入したてということもあり、全体的に点検をしましたが、残念なことに販売店の『タチの悪さ』に驚かされました。ごまかして納車しても、乗 っていれば気づくことなのですから、こんなに素敵なオーナー様を失うのは販売店の大損失と思いますが・・・いつもの感想はここまでとして、今回オイル漏れの処置のタイミングが ギリギリセーフで、カムホルダーの粉砕までの状況までいっていなかったことと、ABCシステムのオイル漏れがなかったのでフィルタリングを2回施工したことによってバルブの詰まりがとれたのか、復活してくれたのが不幸中の幸いでした。 エンジン系はセパレーター修理の他にタイトナープーリー、シェイププーリー、エンジンマウント、ミッションマウント等新品部品で交換し、高額な左バンクのイグニッションモジュールは中古パーツを使用して修理しました。エンジン関連は2度手間になってしまう恐れがあることから社外部品、OEM部品は使用しないようにしています。修理内容が多いので詳しくは下記明細書 をオーナー様のご了解のもと掲載いたしましたのでご参照ください。

外装と機関のアンバランスは最大問題

がっつりエンジンオイルが漏れていました

カムホルダーが割れていないことが不幸中の幸いでした。

オイルセパレターの交換は最後まで気が抜けない作業のひとつです。

納品明細書

総合請求書

エンジン部分明細

エンジン部分明細

その他補器類明細

ABC修理明細

(お客様コメント)

ネットを見ていて『S600』は、W140の時代もW220になっても危険!というのは理解していましたが、内装の高級感と馬力の魅力に負けて購入してしまいました。パワーがあるので走行中は不具合を感じていなかったのですが、リアバンパーが異常に汚れていると購入時から思っていました。と思っているうちにエンジンオイルの異常な減りかたに心配になってシーバースに依頼しました。エンジンとABCシステムのW修理だったので、いったい幾らかかるのか?覚悟はしていましたが・・・今回シーバースでエンジンを中心にリフレッシュしてもらったので、ABCが壊れないことを祈りつつこのベンツくんと付き合っていこうと思っています。