2006年モデル W219(CLS500) エアサスペンションおよびSBCブレーキシステム不良

埼玉県在住 田代 健治 様 
2006年 W216(CLS500) ディーラー車 走行110138Km で、今回エアサス警告・SEBブレーキ警告灯点灯でシーバースへ初めてご入庫されました。10万kmを超えた走行距離数ですので、他の箇所に保全をかけながらの修理になりました。

(スタッフレポート)

10万Km超えの車両初回入庫が一番緊張します。ですがいくつもの難題をクリアしなけれいけないこれからの状況に気持ちの昂ぶりが楽しさと感じる自分が怖くなってきました・・・花粉症真っ只中のメカニックの独り言はさておいて、今回の修理は定番のエアサスとSBCブレーキシステム警告灯点灯でした。問題はオーナー様がお気づきにならなかったエンジンオイル漏れでした。もちろんオーナー様自身でエンジンのカバーを開けることはなかなかありません!エアサスとSBCの修理完了後に試乗していて、エンジンの違和感を感じて点検させていただき発覚しました。通常10万km超えの車両でフラッシングはお薦めしませんが、下記の画像のように内部の汚れが尋常ではなかったので、リスクジャッジのもとフラッシングをしました。詳しくは下記納品明細書をご覧下さい。

タペットガスケットからのオイル漏れはエンジンカバーを外さないとなかなか確認出来ない箇所でもあるんです。

以前にミスファイヤーの故障があったようです。キャップを開けてみたらスラッジで物凄い汚れでした。

タペットカバーガスケットからのエンジンオイル漏れはサプレッサーやプラグホールまで達していました。

ヘッドカバーを開けた状態です。不完全燃焼でオイルは汚くなりますが、普段のエンジンオイル交換はマストで・・・!

納品明細書

エアサス・SBC警告灯・オイル漏れ修理etc・・

(お客様コメント)

なんとなくAMG本来のパワーが無くなってきたな~と感じてましたが、警告灯が点灯してないので、経年劣化と思っていました。メカニックの方に『エンジン警告灯点灯の寸前』と聞かされて、ある意味自分の 五感のほうが、コンピューターより勝っているじゃないかと思っちゃいました。(笑!)